今週のコラム第十七回

夢の途中 〜大家友和 
 元横浜ベイスターズ、現ボストン レッドソックスの大家投手。高校卒業後、高卒ルーキーとして横浜のマウンドに立ったのは、もう7年も前の話になるのですね。デビュー当時、ちょっとだけでしたが注目を浴びた投手であることを記憶にとどめていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
私も「そういえば大家ってどこに消えたんだろうな‥‥」なんて思っていたらレッドソックスに移籍していました。その大家投手を一躍勇名にしたのが、昨年の3Aでの対シャルロッテ・ナイツ戦。もう皆さんご存知のとおり、完全試合をやってのけたのです。その活躍が認められ、後半はメジャーに上げられ、結局3勝6負という成績を残しました。特筆すべきはその防御率で、3.12。これは充分にメジャーとしての素質を語っています。
さて、今期の大家ですが、野茂という大先輩とチームメイトとなり、精神的にもリラックスしているのではないでしょうか?私が今年見たキャンプでも、野茂投手と大家投手はアップからずっと一緒。兄弟のようでした。それが野茂投手の活躍にも貢献している?
 スカウティングレポートによると、大家投手はすべてにおいて平均点。ただし緩急をつけたピッチングには見るべきものがあるとあります。日本でいえばいいころの桑田投手といった感じでしょうか?圧倒的な威力で打者を押えつけるわけでもなく、手の出ないようなコントロールを持つわけでもない。
 先日の途中降板では、ベンチで荒れる大家投手の姿が映し出されましたが、それくらい気が強くなければメジャーで投手なんかやっていられません。日本で落第の烙印を押された投手が本場アメリカで花開く‥‥これもアメリカンドリームなのでしょう。 

2001.5.11K



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