今週のコラム  第一回

 2000年メジャーリーグの話題をさらった選手といえば、史上最高額でレンジャースと契約をしたアレックス・ロドリゲス、オールスター、ワールドシリーズという大舞台でMVPを獲得したデレク・ジーター、そして2年連続で首位打者を獲得したノマー・ガルシアパーラ。この3人の共通項目は……ショートストップであるということ。
メジャーの歴史の中でもこれほどまでにショートに話題が集まったことがあったであろうか?
たしかに90年代前半はカル・リプケンJr.バリー・ラーキン、そしてオジー・スミスという花形遊撃手が同一時間軸に現れた。
バリー・ラーキンはMVPさえ受賞している、万能の遊撃手。それはカル・リプケンにも言えるのだが。思えばこの両者が現在の遊撃手のスタンダードを作り上げたのかもしれない……。
しかしそれ以前は、オズの魔法使いことオジー・スミスに代表されるように守備に重きを置かれ、打てなくても守れれば……というのがショートであった。
その意味で、古きよきメジャーのショートストップ像を継承しているのは、メッツのレイ・オルドーニェスなのかもしれない。
さて、21世紀のメジャーリーグは、空前絶後の遊撃手天国なのかもしれない。いや選手からすれば遊撃手地獄か……。
 ここではiSportsらしく、各選手の用品に目を向けてみましょう。第一回はアレックス・ロドリゲスだ。
 グラブはローリングスの型番AR3B。数年前までは、ロドリゲスの尊敬するカル・リプケンと同じクロスウエッブ、ファストバックの大き目のグラブを使っていたが、今は11.75インチのオープンバック、Iウエッブである。このグラブはポケットが比較的広くて深い。ショートはもちろん3塁用としても十分使えそうである。
 バッティンググラブはナイキのダイヤモンドエリート2。カラーは白地に黒が基本。
 スパイクも同じくナイキのミドルカット。この3点を用意すれば、ほぼロドリゲスのコピーは完了。あとはプレーだけだ。

 昨年末のFA騒動のさなか、ニューヨークヤンキースはロドリゲスを3塁として使いたい……というようなコメントを流し、それを聞いたロドリゲスはヤンキースへは絶対に行かないと言ったとか言わないとか…。
 個人的には3塁コンバートは正解だと思いますけれどね。細かい動きが苦手で、大きなアクションが得意なロドリゲスは3塁手にしたら、最高の選手になりますよ。たしかに三遊間の深い位置から1塁への矢のような送球を見るのも楽しみだけど、守備の負担を軽くして打撃に専念すれば、それこそ三冠王も夢ではないかも……。

2001.1.15 K 


Alexander Emmanuel Rodriguez
1975年7月27日ニューヨーク生まれ

守備成績

年度

守備機会

失策

守備率

所属チーム

94

71

6

.915

マリナーズ

95

170

8

.953

マリナーズ

96

657

15

.977

マリナーズ

97

627

24

.962

マリナーズ

98

731

18

.975

マリナーズ

99

609

14

.977

マリナーズ

00

690

10

.986

マリナーズ

01

749

18

.976

レンジャーズ

打撃成績

年度

試合数
打数

安打

打点

得点

本塁打

盗塁

四球

打率

94

18

54

11

2

4

0

3

3

.204

95

48

142

33

19

15

5

4

6

.232

96

146

601

215

123

141

36

15

59

.358

97

141

587

176

84

100

23

29

41

.300

98

161

686

213

124

123

42

46

45

.310

99

129

502

143

111

110

42

21

56

.285

00

148

554

175

132

134

41

15

100

.316

01

162

632

201

135

133

52

18

75

.318

獲得タイトル

96年

.358

首位打者

96年

141

得点王

01年

133

得点王

01年

52

本塁打王

 



BACKNUMBER

第一回

アレックス・ロドリゲス

第二回

ノマー・ガルシアパーラ

第三回

デレク・ジーター

第四回

レイ・オルドニェス

第五回

ケン・グリフィJr

第六回

サミー・ソーサ

第七回

トニー・グゥイン

第八回

モー・ボーン

第九回

アルバート・ベル

第十回

ペドロ・マルチネス

第十一回

ポーキー・リース

第十二回

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第十九回

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